初めてのアイディアソン。

opda.connpass.com

先日知り合った方が面白そうなイベントを紹介してくれたので、ちょっと勇気を出して参加。

非エンジニアの自分にとって、ハッカソン、アイディアソン、むにゃむにゃソン……はちょっとハードルが、高い。

でも IchigoJam 触ってみたいなー。さくらの IoT も触ってみたいなー。jig.jp の方が来るとか、面白そうだなー……。

が。勇気を出してぽちっとしたわりに、お仕事の都合で遅れてしまったので、IchigoJam とさくらのIoTには触れませんでした。がくり。今度自分で買ってみます。

ichigojam.net

 

わたし自身はなにぶん、0 からモノを発想したり、つくったりすることが苦手。だれかのために、世の中のためにというところに至る発想力に乏しいので、やや気後れしつつ、アイディアソン&ワークショップから参加しました。

ところが同卓の方々がとてもいい方ばかりで、すっごく楽しかった!!

今回テーマは、「ストレスの解消」

まず、ストレスキング(笑)を決めるため、めいめいが自己紹介を兼ねて、最近ストレスを感じていることを話します。そのうえで、キングを選び、その解消に対するIoT、あるいはオープンデータ活用を考えるという時間。

セクハラ、通勤ラッシュ、競合他社との関係による業務制限、行政対応のスピードの遅さ、コミュニケーションの価値観差や、地元差別のような周りからの視線への遠慮によるストレス……数人のなかでもいろいろな視点や意見があり、ただの自己紹介よりも、もっとそのひとを知れたような気持ちになりました。ストレスや怒りの沸点を知るのって、そのひとの価値観や、普段の考え方やふるまいの一端に触れるようなものですね。自己紹介が、視点を広げるきっかけになり、振り返りの場にもなりました。

どうやらこのメンバーのなかでは、「コミュニケーション」がキーワードのようだということで、「ストレスが相手に伝わらないストレス」を解消したいということに。

自分はこの「解消」を、「どうしたら相手に伝わるか」と考えていたのですが、

「方法は 2 つありますよね。当初の目的を果たす=相手にストレスだと伝わる、という解決をするか、あるいは、そちらはあきらめて、自分の溜めたストレスをすっきりさせる、という方法」

という同席の方からの指摘が。確かに! これこれ、こういう分岐を考えてフロー図にして、結論を絞っていく視点、めちゃくちゃ自分に欠けてる視点!!

たとえばともだちだって、長年の付き合いから、同じ指摘をしてくれることがあるかもしれないけれど、出会って数分の相手と、お酒を飲みながら既知の関係みたいな雰囲気でどんどん本質的な話をしていくの、めちゃくちゃおもしろい。チームを組んで目的に対して短時間でアイディアを出し合うって、こういうことなのか! うっわあ面白い……!

結果、生まれたアイディアは、「ストレス判定めがね」。

某漫画のスカウターのイメージで、音声認識でハラスメント台詞を取得してデータとして積み上げて、そしてたとえば過去の報道事例や、発言小町、知恵袋などの一般データなどもあわせたりして、

「ちょっとアウト」「セーフかも」

などと、一般的に考えられるストレス度合いを表現してくれるめがね。

(個人的には、あとから、これって血圧とか心拍測定とかもストレス判定データのひとつにできるんじゃ、とも思った)

いっそ、「一般的にはセクハラでは~~?」と思ったときに、ぴかーっとフレームが光って相手に伝わればいい! ピ、カーッ!

 

ところでこのアイディアソンには、株式会社 jig.jp の代表 福野さんが講師としていらしていまして。

jig.jp

福野さんが審査や講評を行ったのですが、コメントが素晴らしく面白い。頭の良さというのか、普段から世界に愛を持って(関心、じゃないと思う。愛だと思う…… LOVE & PEACE!)、いろんなアンテナを立てているからこそ、多くのひとにわかりやすいイメージをもたせたり、例をあげたり、そして膨らませたり。より具体的に、より 世界に寄せていくコメント。この方の講評を聞けただけでも、遅れたからと諦めずに参加した甲斐がありました。

「めがねが光ったらいいかなと」

「あれですね、フレーム横に旗とかつけて、ぴょこっとレッドカード! とか振られたりとか、あ、めだまのおやじみたいな感じで、ジャッジされるといいですねー」

 めだまのおやじ!! 付けたい! フレームの横に座らせて、一定量以上のハラスメント台詞を聞いたら、

「コラ! 鬼太郎!!」

って言ってほしい……!!!

(ところで、全く関係のない余談ですが、むかし某地方ラジオに目玉のおやじの声優さんが出演されたことがあり、
「目玉のおやじの足を持って逆さまから割くと、目玉はどうなるんですか? 半分に割かれるんですか?」
というリスナーからの問いに、
「割けない、目玉で止まる。わしの目玉はカチカチなんじゃ!」
という名言を残されたことがあり、目玉のおやじと言えばわたしにとって、この名台詞なのでした)

閑話休題

ほかのグループのアイディアはこんな感じでした。

  • 通勤ラッシュ解消、座りたいあなたに、「もうすぐ降りるわたし」と「座りたいわたし」のマッチングサービス。位置情報とアプリやボタンを組み合わせることで実現させ、なおかつその情報をオープンデータ化することで、交通状況や運行にも役立てることができる
  • 忘れ物防止、鞄などにセンサーなどをつけ、お財布などの一定の形の必須物が検知できないときはアラームが鳴ったり、家の扉が開けられなくなり、忘れ物をしないようにできる
  • 家庭内の消耗品検知&自動購入サービス。たとえばシャンプーなどの消耗品を、重さや嵩で測り、一定量以下になるとAmazon ダッシュボタン等と連動して自動購入、消耗品が切れてしまうストレスからさよなら!(AmazonGo の家庭内サービス版のようですね。便利…)データも、一般的な消費量などの計測ができ、たとえばこどもが悪戯で使いすぎたらアラームが鳴るといった展開も可能に
  • 集客に困るあなたに、参加ボタン。参加登録って案外面倒で、手間もかかったりするので、あとからやろうになりがち。そこでボタンひとつで参加意思の登録が可能な参加ダッシュボタン
  • 座り続けることがつらくてストレスなあなたに。からだにフィットしていない場合に通知したり、身体がむずむずして集中力が散漫になってくると通知される仕組み、あるいは血行をよくするような刺激を与えるクッション。

しみじみ、十人十色、百人いれば百通りのストレスと解決法があり、価値観があり……なんていうか、ひとってたくさんいるよな、って当たり前のことを、改めて感じました。

主催の方が最後に、みんなでなにかをやりたい、チームでやりたい、って言ったとき、なんだかちょっと見えた気がしました。

オープンデータって、そのデータの蓄積のなかにたくさんの『人』がいて、「ものごと」があって、そこから何かが見いだせるもので、それ自体が、「だれかと」「いっしょに」在る、ということになる。それをさらにいろんな人の手で、いろんなかたちにして、誰かに届けることができる。世界を広げることができる。

誰かが、どこかで、何かをしたこと、感じたこと、そういうものがオープンデータとして積み上げられ、またそこから誰かのために働いたり、きっかけになったり、ステップになったりする。見えない誰かと、見えないところでラインができて、繋がる。

遅れてしまったので初めを少し聴き逃してしまったのですが、LTで、データ化していくためには、「語彙を共通にする」ことが必要だと言う話がありました。

多種多様なひとたちの使うフィールド名、プログラムの構成、言語。それらをひとつひとつ「共通の語彙」に変えていくことで、データが万人共通の展開ができるようになるというのは、つまりある種の翻訳作業ですよね。データって、つまりは、世界中で語ることの出来る共通言語。

※その際に参照を勧められたサイトはこちら。

 IMI 情報共有基盤

わいわいと賑やかな場を見ながら、主催の方は、人間が好きなんだなあと思いました。そして、久しぶりに、IT と言うものに対して初心に戻った気がしました。

IT は、世界を広げることができるんだった、そうだった。IT は、誰かに LOVE & PEACE を伝えることができるんだった。わたしにも、あなたにも、いろんなものを見せてくれるものだった。そんなことを思い出しました。忘れてたかも、ここ最近。

わいわいがやがや、お酒を片手に打ち解けた雰囲気で、居酒屋STYLE のアイディアソンは想像よりもずっと楽しかったです。

jig.jp の福野さんの当日のBlogはこちら。

 

fukuno.jig.jp

「ストレス判定めがね」は、優秀賞をいただいて、メンバーには、ウェアラブルならぬ「イータブルめがね」こと、「眼鏡堅麺麭(めがね堅パン)」が配られました。わーい!


echizen-yumekobo.com

これ、以前どこかの記事で拝見して、めがねスキーとしては気になってたんですよね。わーいわーい! うれしい! 鯖江行きたい! めがねの街!

ところで今回、新宿区議会議員の方もいらしておりました。

itoyohei.com

新宿区、オープンデータに力を入れているって、知ってました? わたしはつい先日まで知らなかった……。区議の方も熱心に IT に取り組んでいる姿を実際に見ることができて、なんていうか、政治がちょっと身近になりました。綺麗事じゃなくて、ほんと、「あ、隣に政治家の方が居て、一緒に一つのことに取り組んでいる」って、自分の目で実際に見ると、なんかちょっと自分の中のなかで変わるものがあるなって思いました。こどもみたいな感想ですけど、一緒にご飯食べたり、一緒に何かをするのって、人間関係では結構大事なわけで、政治っていう漠然とした世界が自分事になる瞬間って、生活の中のちょっとしたことだよなと思います。

何かを得たとか学んだとかそういうことも大切だけれど、このアイディアソンは、「ITって楽しいよね」っていう再確認をして、乾いてたところに水やりをした気持ちになりました。楽しかったー!