Cogito ergo sum.
「どんどん脳を使う ~左脳・右脳×2次元・3次元 4領域を鍛えあげて 明日の仕事を変える方法~」
どんどん脳を使う 左脳・右脳×2次元・3次元 4領域を鍛えあげて 明日の仕事を変える方法
- 作者: 篠浦伸禎
- 出版社/メーカー: エイチエス
- 発売日: 2013/02/28
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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この著者である、脳外科医 篠浦伸禎氏の考え方をもとにした、「脳活学研究講座(脳テスト付き)」を受講してきました。
ひょんなことからご縁が出来た西尾さんは、女性のためのデザインスクール、「CopenCollege」の立ち上げ支援をし、自らも、フリーランスを支援する「FabLifeSchool!」を運営される、デザイナでもあり、コンサルタントでもあります。なにを聞いてもわかりやすく面白く、なおかつ説得力も抜群なので、時折こうして、西尾さんと「愉快な仲間たち」の集いに参加し始めました。
脳、いわゆる「思考をする機能」は、右利き、左利きというように、やはり「利き側」があるそうです。それを分析して、タイプわけしたのが脳活学。自分を分析して、得意どころを伸ばしていくために、まずはその思考タイプを知ろう、というのが今回のテーマ。
たとえば、「ちゃんとしてよ!」の「ちゃんと」。
- ちゃんと、わいわい楽しく進めてほしい。
- ちゃんと、手順どおりに進めてほしい。
- ちゃんと、数字のとおりに進めてほしい。
- ちゃんと、センスよく工夫して進めてほしい。
似ている気もしますが、方向性はばらばらの「ちゃんと」がこんなに存在します。言われてみれば、自分はおそらく、前者2つの思考にちかいけれど、あのひとは違うな、このひとは似ているな……というケースが浮かびました。
脳を鍛える、つまりこれは、思考性を把握し、冷静に思考を見直し出来る自分が確立されるということ。つまり、=(イコール)自我(主体性や軸)を強くするということ。
自我を強くすることにより、
- 様々な厳しい局面でも粘り強く解決できる
- ストレスに強くなる
- 向上心に結びつく
- 調和が取れるようになる
という、さまざまなメリットが発生するようになるのだそうです。
まずは自己分析からということで、さっそく、カードを使った簡単な診断と、60問からなる脳テストを受けてみました。
この脳テストは、前述の書籍の著者が脳外科医手術のなかでも、意識のある状態で手術をするという「覚醒下手術」によって、脳のどの箇所にどの機能があるのかということを少しずつ把握して、その知見と知識をベースにしたものだそうで、よくあるEQテストやエゴグラムなどに似た選択肢をひたすら、直感的に選び進めていきます。
ある程度の結果は出たものの、さらにそれを後日詳しいレポートにしていただけるということなので、それまでは結果は楽しみに、Blog上では伏せておくことにします。
さて、よく言われる利き脳。
左脳…論理的に考える(インプット)取り込む思考性の脳
右脳…感覚的にバランスを取る(アウトプット)表現する思考性の脳
と分類されていますが、ここではさらに、次元性も掛けあわせてタイプがわけられました。
一次元(魚の眼)
手が動く、単純作業、情報処理の次元
二次元(虫の目)
相手のために、個々に情報処理をする次元
三次元(鳥の目)
俯瞰して、なにが大事か本質を探り、自分の考えで処理をする次元
インプットをして、アウトプットをする自分の思考の流れにおいて、どのような処理が進んでいくのか、ということも踏まえると、確かに自分の生活のなかで、より自分を客観的に見つめなおすことができました。なるほど、なるほど……。
ではそんな自分の思考性を、どう強みにするか、そして、相反する弱みを知ることで、それをどうフォローし、補強していくか、ということをそれぞれ自分のタイプについて公開しながら、参加者同士で話していると、不思議なことに、初対面同士とは思えない空気になりました。お互いの考え方の流れが、理論的に解釈できたからかもしれません。
自分の分析は、後日のレポートを待ってからとして、このテストが気になる方は、はじめに記した書籍を購入されると、ウェブ上で受験することができますので、ぜひお試しください。
自己分析と自己反省が趣味みたいなネクラーな自分にとっては、かなり面白く興味深い講座でした。書籍も楽しみに読み進めているところなので、感想も残しておきたいところです。