クラウドの根底思想は、可変である、ということ。

引き続き、読んでいます。

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はじめに、クラウドの歴史部分の基礎を学ぶ章が。

ここで驚いたのは、クラウドという概念は1961年からあったということです。
概念の歴史は本書に詳しいので省略するとして、Azureというクラウドサービスの設計の土台の思想には、
『開発エンジニアが、本来専念すべき部分に集中できるインフラ環境を整える』
ところにある、ということが繰り返し語られています。

技術的なスキルや知識を全く持たない自分ですが、従事してきた仕事の中で触れるサービスは、同じ企業内で競合サービスが存在していて、なおかつそれが補助しあうのではなく、被食しあっていたりする形をよく見かけました。その歪を正そうとするうちに、本来のサービス設計からどんどんズレていき、お客様から矛盾を指摘される度に苦慮したものです。

Microsoftサービスの勉強を始めたばかりの素人ですが、素直にすごいな、と思うのは、
『エンジニアを楽に』『メジャーユーザを楽に』
の設計思想からブレずにいるところ。

歴史の深い大企業という、現時点の立場から見れば、それが可能なだけの組織だということは最もなのですが、ここに来るまでは、そのブレのなさが支えているのだな、ということを感じるようになりました。
技術の流行に合わせるだけではなくて、根本の思想がすでに、エンジニアを中心とした、ワークスタイルの望ましい変化をゴールに置いているのでしょうか。